NEW2019.6.9
映画の冒頭に登場する「有楽町駅」(新橋駅方向)。建物や駅舎は変化しているが(灰色の巨大な高架は新幹線)、駅前の風景はあまり変わっていないように思われる。
上の写真の右側のアングル(東京駅方向)。
映画の後半、園池(鶴田浩二)と雛子(若山セツ子)が散策する公園。おそらく日比谷公園だと思われるが場所の特定は困難。雰囲気が似ている場所を撮影。テニスコートの横のあたり。
この二人が並んで歩くシーンでは、一人が立ち止まり、もう一人が少し先で振り向く。そしてまた一緒に並んで歩くという、成瀬監督の典型的な屋外シーンの人物アクションが出てくる。
本作を初めてビデオ(かなり前なので)で観た時、若き鶴田浩二が成瀬映画に出ていたというのに少し驚いたことを記憶している。
私の世代だと、鶴田浩二=東映の任侠映画のイメージが強いので。